[ ロボット ]
(2017/6/14 05:00)
井関農機は13日、無人運転のロボットトラクター(写真)を2018年に投入すると発表した。人が乗車しているトラクターからロボトラクターを監視し、2台が協調しながら作業できる。
農地の集積に伴って大規模化が見込まれているが、農業従事者は減少している。ロボトラクター商品化に向け、1ヘクタール当たりの作業能率を従来の1・5倍以上、価格は標準機に比べて1・5倍以下に抑えることを目指す。
衛星測位システム(GNSS)を利用して、トラクターの位置を検出する。農林水産省が策定した農業機械の自動走行に関するガイドラインに対応するため、障害物を検知するセンサーも取り入れて安全性を高める。
また、農業において経験の浅い作業者の育成や、作業者の負担軽減が課題となっており、ロボトラクターで生産性向上のニーズを取り込む。
(2017/6/14 05:00)