[ 機械 ]
(2017/6/14 05:00)
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は13日、長崎工場(長崎市)に石炭ガス化複合発電(IGCC)施設向けの石炭ガス化炉の生産工場を完成し、稼働したと発表した。同社の石炭ガス化炉の一貫生産体制を構築した。
製造する石炭ガス化炉は、勿来IGCCパワー(福島県いわき市)が建設している出力54万キロワットのIGCCプラント(同)向け。2018年6月から順次出荷する計画。
同工場では輸送できる最大重量までガス化装置や圧力容器を一体化し、その後に建設現場に輸送して据え付け工事を行う。石炭ガス化炉のパーツをモジュール化することで建設工期の短縮を図る。
勿来IGCCパワーは、三菱重工業などがいわき市でのIGCCプラントの建設・運営のために設立した事業会社。
同プラントの運転開始は2020年9月を予定している。
(2017/6/14 05:00)