- トップ
- 環境・エネルギーニュース
[ 環境・エネルギー ]
(2017/6/14 05:00)
出光興産と昭和シェル石油は、国内製油所・工場間で石油化学原料の融通に乗り出す。2017年度内にも昭シェルの製油所から基礎原料などを出光の化学工場に運んで合成樹脂・繊維などの原料に活用する。合併に先立つ業務提携の一環。石油精製・石化産業は川上のガソリンなど燃料から川下へ行くほど付加価値が高い。両社は提携の枠組みで利益を最大化する。同じく石化事業を手がける業界首位のJXTGホールディングスを追う。
出光と昭シェルは、昭シェルグループの4製油所において原油精製過程で取り出したキシレンなど芳香族化合物を出光の化学工場へ送り、ペットボトルやポリエステル繊維などの基礎原料に活用することを検討している。国内の燃料需要は今後縮小するため、石化製品の生産向けに燃料用基材の融通も検討する。
出光は千葉工場(千葉県市原市)と徳山事業所(山口県周南市)でエチレンをはじめ幅広...
(残り:323文字/本文:723文字)
(2017/6/14 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。