[ ロボット ]
(2017/6/16 05:00)
東北大学と八戸工業高等専門学校、国際レスキューシステム研究機構などは、空気噴射でがれきを乗り越えるヘビ型調査ロボット(写真)を開発した。はうことしかできなかったヘビ型ロボが、高い視点からの撮影や方向転換などが簡単にできるようになった。地震で倒壊した家屋の調査などに提案。2019年の実用化を目指す。
ヘビ型ロボは太さ5センチメートルで長さ8メートル。身体の周囲にナイロン製の短い毛が生えており、振動させると毛並みの方向に進む。コンプレッサーで圧縮空気を送り、ロボの先端から噴射して頭を30センチメートルほど持ち上げて方向転換。頭を持ち上げながら前進し、高さ20センチメートルの段差を乗り越えられる。がれき内部の要救助者を効率的に捜索できるとしている。
従来のヘビ型ロボはがれきの隙間など複雑な地形に沿って進入することができるが、大きく身体を動かすことが難しかったため、空気噴射機能に着目した。内閣府の革新的研究開発推進プログラムで開発した。
(2017/6/16 05:00)
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