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[ 科学技術・大学 ]
(2017/6/29 05:00)
筑波大学は部局を超えた学際融合研究を支援する新事業を始めた。大型の産学連携を提案できる融合テーマの確立に向け、参加部局(系)が増えるにつれ、研究費も増える仕組みにした。決定した12のテーマのうち、「視覚障害者への地図情報“可聴化”」「車・路面電車・歩行者共存に向けリスクを抑えた路面デザイン」など、半分が文理融合のテーマとなった。
筑波大学の国際産学連携本部が始めた「共同研究実用化ブースト事業」は、複数の系が共同で将来の産学連携を目指すもの。専門分野の敷居の低さは同大の特徴の一つだが、さらに押し進めるため「系の数×100万円」の研究費を支給する。
同大は教員所属の組織として、通常の学部に相当する10の「系」を持つ。教育学・心理学・障害科学をカバーする「人間系」、体育・スポーツ・健康を扱う「体育系」、実践と理論の「芸術系」などで特色がある。「システム情報系」などとの融合で、イノベーション創...
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(2017/6/29 05:00)
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