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[ ICT ]
(2017/6/29 05:00)
国をまたいだ大規模なサイバー攻撃が相次いでいる。27日(現地時間)にはウクライナやロシア、欧州などが攻撃され、ウクライナでは政府機関や金融機関で業務が困難な状況に陥った。海運大手のデンマーク・マースクや仏サンゴバンなども影響を受けた。日本ではまだ大規模な攻撃は多くはないが、今後の攻撃に備え、サイバーセキュリティー人材の育成を急ぐ。(編集委員・斉藤実、小林広幸)
今回のサイバー攻撃は、5月に使われた「ランサム(身代金)ウエア」と呼ばれるコンピューターウイルスが原因とみられる。ウクライナでは政府機関のシステムがダウンした。銀行や、航空会社や電力会社などが被害を受けたとみられる。
マースクはシステムダウンした影響で、ウェブサイトおよび日本国内サービスセンターの電話も不通になった。同社は日本発着の航路が少ないが、システムダウンの影響はアジアの域内航路を担当する子会社のMCCシッピングにも及...
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(2017/6/29 05:00)
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