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[ 中小・ベンチャー ]
(2017/7/4 05:00)
【横浜】サーフ・エンジニアリング(神奈川県綾瀬市、根本秀幸社長、0467・79・6506)は、共同で加工の受発注を行うグループ「工業の宮大工」を立ち上げた。顧客からの難加工の試作品や単品モノの問い合わせに対し、同グループ内の技術や知見で対応する。7社でスタートする。今後、同様の志を持つ企業や技術者を増やし、50社規模で構成する集団を目指す。
工業の宮大工には、ワイヤカットを行うジェイテック(神奈川県綾瀬市、高津浩二社長、0467・76・6764)や、横中ぐりを手がける土居(神奈川県厚木市、土居広之社長、046・280・4872)などが参加した。初期メンバーは神奈川県内だけでなく埼玉県の企業なども含む。今後、同グループ内での売買契約の共通化や共同受発注の仕組みを構築する。顧客からの加工依頼の受発注だけでなく、グループ内で技術力の向上・開発や異業種・新規顧客へのアプローチにも取り組む。
初年度はサーフ・エンジニアリングが窓口となり顧客企業の相談に対応する。同社が2016年夏から実験的に始めた受発注事業では17年5月までに約150社の相談があり、そのうち3分の1は新規取引企業だった。
同グループは「工業の宮大工」のロゴや商標を取得し、一体感を醸成するほか、知名度の向上も目指す。サーフ・エンジニアリングの根本社長は「職人技でしか加工できない相談に対応する。自社では加工できなくても他分野の助言や援助で加工が可能になるケースも多い」と話す。
(2017/7/4 05:00)
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