[ 機械 ]
(2017/7/5 05:00)
日立造船とニチゾウテック(大阪市大正区)、阪神高速技術(大阪市西区)は、画像認識技術を用いて路面の舗装のひび割れを自動検出するシステムを共同開発した。作業時間を従来の5分の1程度まで削減できる。阪神高速道路で試験運用を始めており、2017年度中に本格運用に移行する。
同システムは人工知能(AI)技術を利用して損傷パターンを学習させ、ひび割れの有無を判定して検出する。
阪神高速道路ではこれまで、路面性状測定車のカメラで路面画像を撮影し、ひび割れやくぼみなどの損傷を検出していた。大量画像の整理・処理に時間とコストがかかり、作業も目視で判断結果に個人差が生じるという問題があった。
今後は学習の繰り返しで検出精度を高めるほか、検出したひび割れの補修が必要かどうかを自動で判断できる路面損傷診断支援システムを開発する。
(2017/7/5 05:00)