[ 機械 ]

伊藤製作所、鍛造金型保持用ダイホルダー 補修に3Dスキャナー導入

(2017/7/5 05:00)

  • 3Dスキャナーでダイホルダーの形状データを採取

【名古屋】伊藤製作所(愛知県弥富市、伊藤信一社長、0567・68・8875)は、鍛造金型保持用ダイホルダーの補修事業で3次元(3D)スキャナーによるサービスの高度化を始めた。約3割の納期短縮を図り、最適な補修時期の提案、補修履歴の管理代行などもする。ダイホルダーの長寿命化と保守費用削減を支援し、初年度に3000万円、3年後に年間1億円の増収を図る。

ダイホルダーは一定使用後は補修が必要。頻度はショット数などから顧客が決めており、最適とは言い難かった。補修は摩耗や割れに合わせ表面を削り、減った分を部品で補う。部品は作り直すこともあり短納期や低コストの障害だった。

3Dスキャナーはダイホルダーの摩耗を数値化でき、適切な時期に補修ができる。必要な補修部品形状もわかり、補修と同時並行でミスなく手配可能。

同社の3Dスキャナーは可搬で、出張診断もできる。より精緻な補修ができる元のCADデータと現在の形状データの比較などもオプションで請け負う。

→ MF-Tokyo2017特集

(2017/7/5 05:00)

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