中部空港への就航難しい−ＦＤＡ社長、１５年の検討表明を撤回

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【名古屋】フジドリームエアラインズ（ＦＤＡ、静岡市清水区、三輪徳泰社長、０５４・３５５・５６００）の三輪社長（写真）は６日、愛知県から求められている中部国際空港（愛知県常滑市）への就航は難しいとの考えを明らかにした。名古屋市内で開いた事業説明会で「１８０人乗り以上の機体が運航する中部空港では、当社の８０人乗りの機体は競争力がない」と説明した。

ＦＤＡは２０１５年、中部空港への１６年以降の就航を検討すると表明していた。愛知県営名古屋空港（豊山町）発着の運航路線が最多で、「名古屋空港と同時にもう一つというのは難しい」との理由も挙げた。

現在、ＦＤＡが運航する機材１１機は全てブラジルのエンブラエル製。三菱重工業が２０年半ばの量産初号機納入を予定する国産小型ジェット旅客機「ＭＲＪ」の導入については「全日本空輸（ＡＮＡ）などの使用実績を見たい」とし、検討中との考えを示した。