[ ICT ]
(2017/7/15 08:00)
(ブルームバーグ)米携帯電話事業者スプリントの会長であるソフトバンクグループの孫正義社長は、資産家ウォーレン・バフェット氏およびジョン・マローン氏とスプリント出資について協議したと、事情に詳しい関係者が明らかにした。
情報が非公開だとして匿名を条件に述べた関係者によると、バフェット氏は100億-200億ドル(約1兆1250億-2兆2500億円)の出資を検討している。一方、マローン氏も追加で資金を投じる可能性があるという。
ソフトバンクはスプリントの株式83%を保有する。今回の出資の一部はこの株式の希薄化につながる一方、残りは現金による財務力強化になると同関係者は述べた。
孫氏はアイダホ州サンバレーで開催されたアレン社主催の年次会合で、バフェット、マローン両氏と個別に会談したという。14日の米株式市場ではスプリントが一時8%を超える値上がりとなった。スプリント出資に関する孫氏の協議については、ウォールストリート・ジャーナル紙が先に報じていた。
スプリントの買収候補としてたびたび報じられるTモバイルUSの株価も上昇し、一時1.3%高。
スプリントとソフトバンク、およびマローン氏の事務所にコメントを求めたが、返信はない。バフェット氏のアシスタントにコメントを求めるメッセージを残したが、連絡はない。
原題: Sprint Chairman Is Said to Seek Investments From Buffett, Malone(抜粋)
(2017/7/15 08:00)