[ 新製品 ]

日本HP、次世代サーバー7機種 ファームウエア攻撃、半導体チップで防護

(2017/7/21 05:00)

日本ヒューレット・パッカードは20日、ハードウエアレベルでセキュリティー対策を実現した次世代サーバー群「HPEジェネレーション10(Gen10)」7機種(写真)を発売したと発表した。これまで対策が困難だったファームウエアへの攻撃を独自開発の半導体チップ「iLO5」で防護し、自動復旧までサポートする。こうした機能はx86サーバーでは初めて。

価格は大規模なデータ解析やインメモリー環境に適した2U(1Uは44・45ミリメートル)サイズのラック型サーバー「プロライアントDL560」が約188万円(消費税抜き)から。

iLO5は、感染したファームウエアコードを実行しないようにする技術「シリコン・ルート・オブ・トラスト」を埋め込んだ独自のASIC(特定用途向けIC)。“指紋”のような高信頼のアルゴリズムをチップ内に直接焼き付けることで、改ざんやマルウエアの感染が確認された場合にサーバーを起動しないようにした。オプションとして、改ざんされたファームウエアをオンラインで検知し、自動復旧するサービスも提供する。

Gen10は心臓部に米インテル製の最新プロセッサーを搭載。処理性能や拡張性を高めたほか、クラウドサービスのような従量課金制を新たに採用した。最大7年の長期保守パッケージも提供していく。

同社は「Gen10は他社とは違う一歩先を見据えた製品。サイバー脅威の根っこのインフラレベルでセキュリティーを実践した」と優位性を強調した。

(2017/7/21 05:00)

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