- トップ
- 科学技術・大学ニュース
[ 科学技術・大学 ]
(2017/8/1 05:00)
国立がん研究センター中央病院は、悪性脳腫瘍など患者数が少ない「希少がん」の全遺伝情報(ゲノム)医療推進のため、武田薬品工業など製薬会社11社との連携プロジェクトを今秋に開始する。希少がんの患者から、遺伝子異常やたんぱく質などの情報「バイオマーカー」を収集し、臨床試験を実施する。希少がんのほかに原発不明がん、胃がんや乳がんのうち発生部位などの分類が希少なものが対象。年間100例の登録を目指す。
国立がん研究センターが31日発表した。プロジェクトにはアステラス製薬やエーザイ、小野薬品工業、ノバルティスファーマなども参加。2017年度中に京都大学医学部付属病院も加わり、症例を集める。プロジェクトでは希少がんの患者から遺伝子情報や診療情報、予後データなどを収集してデータベース化、バイオマーカーや薬剤開発に役立てる。さらにバイオマーカー情報に基づき、適した薬剤を用いる臨床試験につなげていく。
...
(残り:148文字/本文:548文字)
(2017/8/1 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。