米ＦＤＡ、ニコチン含有量削減を提案

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  （ブルームバーグ）

米食品医薬品局（ＦＤＡ）はたばこに含まれるニコチンを「中毒性のない」水準まで引き下げる規制案を発表した。有害性が低いとされる電子たばこに、喫煙者を誘導する当局の狙いがあるとみられる。発表を受けて、米英の大手たばこ会社の株式が急落。時価総額で約２６０億ドルが失われた。ゴットリーブ長官は「ニコチンそのものは、毎年多数の米国人の命を奪っているがんや肺疾患、心臓疾患の原因ではない」としながらも、「病気や死を直接もたらすのは、たばこに火を付けることで生じるたばこや煙に含まれる他の化合物だ」と強調した。（ワシントン＝ロイターＥＳ・時事）