[ 政治・経済 ]
(2017/8/7 13:00)
【ワシントン時事】米ブルームバーグ通信は6日、たびたび物議を醸すトランプ大統領の型破りなツイッター発信に対し、先月末に就任したばかりのケリー大統領首席補佐官が介入し始めたと報じた。表現を変えるといった助言をしており、大統領自身も「送信」ボタンを押す前に、問題になりそうな場合はケリー氏と相談する意向を示したという。
ケリー氏は、大統領の投稿全てをチェックしているわけではないが、関係筋は「同じことを言うにも違う方法を提示している」と話した。一方でトランプ氏は、助言を退ける権利も留保している。
ブルームバーグによれば、高官辞任が相次ぎ、混乱するホワイトハウスの秩序回復を目指すケリー氏は、就任5日目にホワイトハウス職員約200人に訓示。国家を第1に考え、大統領は二の次、個人の要求は最後に回すよう求めた。
トランプ大統領は4日に休暇入りした後もツイートを続けている。ケリー氏の影響かどうかは分からないが、ロシア疑惑捜査での不満から批判していたセッションズ司法長官について5日のツイートでは、機密情報漏えい対策を講じたとして称賛した。
(2017/8/7 13:00)