ＷＲＳジュニアトライアル競技会、豪メリマック州立高が優勝−７カ国１３チーム参加

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  ペッパーが「も」の発音を聞き分ける（豪州チーム）

経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）、玉川学園は国際ロボット競技会「ワールドロボットサミット（ＷＲＳ）ジュニアカテゴリースクールロボットチャレンジトライアル競技会２０１７」を東京都町田市内で開き、豪州のメリマック州立高等学校が優勝した。競技会ではソフトバンクの「ペッパー」に初めて触れる小中高生が学校で役に立つアプリを開発。豪州チームは平仮名の発音クイズを作製し大賞に輝いた。

７カ国１３チームが参加し、３日間のトレーニングを経て開発したアプリを発表した。練習ではうまく動いたペッパーが発表会場で起動しないなどトラブルもあった。ＷＲＳジュニア競技委員長の江口愛美ブルームフィールド大学准教授は「誰一人諦めずに頑張り、大きな学びになった」と評価する。

日本からは相模女子大学付属の小学校と中学校の合同チームが３位に入賞した。小学６年生の生田目葵さんは「勉強より集中した。ロボットは扱える人が少なくて、諦めなければ他の人よりうまく扱えるようになる」と顔をほころばす。豪州チームはホテルに帰ってからもメンバーで集まり、深夜まで開発していた。

子どもが集中する姿に、玉川大学の岡田浩之教授は「たった３日間で素晴らしいでき。本物のロボットを扱うことで、子どもの力を制限せずに最大限引き出せる」と評価する。