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[ 環境・エネルギー ]
(2017/8/8 05:00)
原油先物価格が変動しながら1バレル=50ドルに近づく中、原油価格はヘッジファンドを味方に付けたようだ。
4月以降、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油価格に対してあまり楽観的な見方をしていなかった資産運用会社は、売りポジションを減らす一方、価格上昇を見込む買いポジションを積み上げている。世界最大の石油消費国である米国の原油在庫が今年の最低水準に縮小していることが一因となっている。
トータス・キャピタル・アドバイザーズのマネジングディレクター、ロブ・サメル氏は電話インタビューで「今四半期に入って米国の原油在庫は2100万バレル減少している。これはかなりの量だ」と指摘。「これにより弱気派の一部が再び冬眠状態に入った」と述べた。
サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が世界の大手商品ヘッジファンド数社と会っていたことが明らかになり、投機家に対して批判的だった同国の姿勢の転換が明白となった。
ただ、それは全てについて楽観的な見方をして良いことを意味するわけではない。原油価格に対し数年間にわたって強気姿勢を示していた著名石油トレーダーのアンディ・ホール氏は先月、世界の原油市場は「かなり悪化している」とし、原油価格が50ドル近辺かそれ以下で推移する可能性があるとの見方を示した後、主要ファンドを清算したとされている。
米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファンドによるWTIの先物とオプションの買越残高は今月1日終了週に18%増加し28万2362枚と、約3カ月ぶりの高水準となった。
(ブルームバーグ)
(2017/8/8 05:00)
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