ＫＤＤＩ、ソラコム“精神”は維持 日本発ＩｏＴ基盤を構築へ

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ＫＤＤＩとＩｏＴ（モノのインターネット）向け通信サービスを手がけるソラコム（東京都世田谷区）は８日、都内で共同会見し、ＫＤＤＩがソラコムを子会社化する狙いを説明した。ソラコムの知見や技術力を活用したＩｏＴサービスの創出などを図る。ソラコムはＫＤＤＩ傘下に入った後も経営陣やブランド、ＮＴＴドコモの回線を活用した既存サービスなどを維持するとした。ＫＤＤＩは月内にソラコムの発行済み株式の過半数を取得し、連結子会社化する。ＫＤＤＩのＩｏＴビジネス基盤とソラコムの通信プラットフォームを融合し、グローバルにも通じる日本発のＩｏＴプラットフォームを構築する。ＫＤＤＩが持つ６００社以上の海外通信事業者パートナーを生かしてソラコムの海外展開も加速させる。

ソラコムの玉川憲社長はＫＤＤＩ傘下に入る利点について「今後のＩｏＴ向け通信である『セルラーＬＰＷＡ』などを活用したサービスにいち早く取り組める」と説明した。