データサイエンティスト育成へ、東大・ＮＥＣなど１０月に共同組織

ＮＥＣと新日鉄住金ソリューションズ、東京大学などは産学連携でデータサイエンティストを育成するコンソーシアムを１０月１日に立ち上げる。東大の数理・情報教育研究センター（ＭＩセンター）が整備する教育カリキュラムに企業の現場データや分析ツールを提供し、学生と企業の社員教育に活用。学生と社会人双方のデータ数理リテラシーを向上させる。

コンソーシアム「ＵＴｏｋｙｏＭＤＳコンソーシアム」は、ＮＥＣなどのほか、三井住友フィナンシャルグループも加わる方向で検討している。今後、さらに参加企業を募る計画。

東大はデータ科学と数理科学について基礎から応用までカリキュラムを整える。ＮＥＣなどから産業界で使っているデータや、データ分析ツールの提供を受けて、実践的なカリキュラムに仕上げる。

カリキュラムは東大で教育に使うほか、社会人コースや出前講義などの形で企業の社員教育に応える。東大の文系学生が学ぶカリキュラ...