[ オピニオン ]
(2017/8/16 05:00)
東京都心で赤い自転車に乗った人をみかけることが増えた。NTTドコモが東京都などと協力して取り組んでいる「自転車シェアリング」広域実験。昨年2月に始まり、1月から都心6区に範囲を広げた。
会員登録しておき、無人乗り場で貸し出し・返却する。運営主体は区だが、区境をまたいで乗り捨て自由になったことで便利になった。本体を操作して30分単位の料金を交通系ICカードなどで支払う。すべて電動アシスト自転車で、GPS(全地球測位システム)で管理しながら乗り場で充電する。
都心を車で移動していると自転車にヒヤリとさせられることが少なくない。ただ幹線道路なら自転車が歩道を走れる場所も増えているし、裏道でマナーを守れば危険は抑えられそう。何より健康づくりと地球温暖化防止に役立つのが魅力的。
日本橋に近い日刊工業新聞社の本社脇にも乗り場がある。新宿副都心や湾岸部の東京ビッグサイトで乗り捨ても可能。旧盆休みで車が空いている間に、走りやすいルートを探してみるのも面白い。
そう考えてから、もう40年近く自転車に乗っていないことに気づいた。自転車産業振興協会が休日に皇居前で実施している「乗り方教室」に通うのが先か。
(2017/8/16 05:00)