[ ロボット ]

輸送用コンテナ荷物、多軸ロボが自動取り出し-MUJINがシステム

(2017/8/21 05:00)

  • 多軸ロボットが作業する(試作したシステム)

MUJIN(東京都墨田区、滝野一征最高経営責任者、03・4577・7638)は、輸送用コンテナから多軸ロボットが自動的に荷物を取り出すシステムを開発した。年内に国内外の運送業者などへ提案を始める。

重さ10キログラム強の荷物を1個ずつ取り出し、コンベヤーで外に送り出す。コンテナ内は夏場に50度C以上になるなど作業者の負担が大きい。作業環境が悪い現場での労働をロボットが代替する。

開発したシステムは多軸ロボットと3次元画像認識センサー2個、コンベヤー、コントローラーと周辺機器で構成。土台の部分がスライドしてロボットとコンベヤーがコンテナ内部に入る。独自の制御技術で狭いコンテナでもぶつからず円滑な動きで作業できる。

約8秒で1個の荷物を取り出すことを目指す。多軸ロボットのメーカーを問わずシステムを構築できる。システムの価格は6000万円程度を見込む。

コンテナには1000個以上の荷物が入っている場合もある。このため、人手の作業では大きな手間や負担がかかっていた。コンテナは世界中で膨大な数が輸送に使われている。作業に関わる企業の数も多く、潜在市場は大きい。

(2017/8/21 05:00)

総合1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

ゴム補強繊維の接着技術

ゴム補強繊維の接着技術

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン