[ ロボット ]
(2017/8/23 05:00)
ブイエムシー(名古屋市昭和区、永瀬純社長、052・893・8888)は22日、災害対応ロボット用の高機能シミュレーター(イメージ)を産業技術総合研究所(産総研)と共同開発すると発表した。消火活動や、がれき除去など従来のシミュレーターでは難しい多様な支援活動を、ロボット開発段階でシミュレーションできる機能を持たせる。2018年2月の完成を目指す。
スウェーデンのアルゴリックス・シミュレーション(ウメオ市)の物理現象や挙動を計算するソフトウエアを、産総研のロボットシミュレーター「コレオノイド」に搭載して高機能化する。
ホースでの消火活動や、がれき除去・運搬のほか、現場での物体破壊、無限軌道型ロボットでの不整地踏破、変形地面の再現、電源ケーブル取り回しなどをできるようにする。複数作業や地盤変化などの同時シミュレーションも可能にする。
開発するシミュレーターは産業用のほかの分野のロボットへの応用も視野に入れる。(名古屋)
(2017/8/23 05:00)