- トップ
- エレクトロニクスニュース
- 記事詳細
[ エレクトロニクス ]
(2017/9/7 16:30)
(ブルームバーグ)米アップルが「iPhone(アイフォーン)」向けの次世代有機EL(OLED)ディスプレーをサムスン電子以外から相当量調達できるようになるには、少なくとも2019年まで待つ必要がありそうだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
既存のアイフォーン用液晶ディスプレーを長年供給してきた韓国のLGディスプレーは、19年にOLEDディスプレーを本格的に出荷することを目標としており、来年末に向けて出荷できるのはごくわずかだと関係者らは匿名を条件に話した。関係者の1人によれば、LGはまだ前金支払額や詳細を交渉しているものの、話し合いは最終段階にあるという。
アップルは鮮やかな色彩でバッテリー消費が比較的少ないOLED技術の採用を目指しているが、入手しにくさが足かせとなっている。スマートフォン市場で主要ライバルであるサムスンはOLEDディスプレーの有力メーカーで、自社製スマホに使用しているだけでなくアップルのライバルメーカーにも販売している。
アップルは来週、新型アイフォーンを3機種発表する見込みで、そのうち1つのモデルはサムスン製のOLEDディスプレーを採用した製品だと予想されている。LGとサムスンディスプレイ、アップルの広報担当者はいずれもコメントを控えた。
(2017/9/7 16:30)