[ 金融・商況 ]
(2017/9/8 05:00)
仮想通貨アカウントへの不正アクセスにより、勝手にビットコインなどが別のアカウントに送金される被害が、今年上半期(1―6月)に23件確認されたことが7日、警察庁のまとめで分かった。インターネットバンキングの不正送金でも、仮想通貨取引所を利用した新たな手口が出てきており、同庁は「海外には本人確認が甘い取引所があり、送金が容易で追跡されにくい仮想通貨が狙われている」と警戒を強めている。
警察庁は2月、仮想通貨アカウントでの不正送金を初めて把握。被害は5月以降に急増し、6月末までに23件(計約5920万円)に上った。7月にも10件(計約1730万円)発生している。
被害のあった仮想通貨はビットコインやリップル、イーサリアムなど。一つのアカウントで複数の仮想通貨が被害を受けたケースもあった。
被害の出た取引所ではいずれも、ログイン時のID・パスワードとワンタイムパスワードなどの二段階認証を導入していたが、23件の被害のうち20件では利用されていなかった。
(2017/9/8 05:00)
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