[ エレクトロニクス ]

東芝メモリ売却、土壇場で混迷 13日決定見送り、新日米韓と協議

(2017/9/14 05:00)

東芝の半導体子会社「東芝メモリ」の売却は、売却先選定が最終段階になっても混迷している。目標としていた13日の決定を見送り、米ベインキャピタルが主導する「新日米韓連合」と契約締結を目指し協議することで覚書を交わしたと発表した。東芝は11日、米ウエスタンデジタル(WD)が軸となる「新日米連合」に売却する方針を一度は固めたが、将来の出資条件などで合意できず正式決定には至らなかった。ただ今後、WDなどとの交渉に含みは持たせている。(後藤信之)

「13日に売却先を新日米連合に決め、20日に契約する方向」―。東芝メモリ売却の交渉関係者によると、手続きに携わる証券会社が買い手企業側に11日連絡を入れた。

新日米連合はWDのほか米ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)や政府系ファンドの産業革新機構、日本政策投資銀行などで構成する。将来、KKRがWDに東芝メモリ株を譲渡し日本勢による主導体...

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(2017/9/14 05:00)

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