[ ロボット ]
(2017/9/27 05:00)
プリファード・ネットワークス(PFN、東京都千代田区)は、同社専用のスーパーコンピューターを9月上旬に稼働した。人工知能(AI)技術のディープラーニング(深層学習)を使った自動運転技術やがん診断などの研究開発に使う。民間企業の専用計算環境としては国内最大級という。投資額は非公表。
スパコンにはNTTコミュニケーションズとNTTPCコミュニケーションズ(東京都港区)の画像処理演算装置(GPU)プラットフォーム(基盤)を採用した。
GPU基盤には、米エヌビディア製テスラP100GPUを1024基搭載した。理論上、4・7ペタ(ペタは1000兆)フロップス(1秒間の浮動小数点演算回数)のピーク性能を持つ。
PFNはスパコンを活用し、オープンソースの深層学習フレームワーク「チェイナー」の高速化を進める。並行して自動運転技術などの交通システムや製造業、バイオ・ヘルスケア分野での研究開発も加速する。
(2017/9/27 05:00)