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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/10/3 05:00)
日本水産は2日、立命館大学や愛媛大学など7大学・研究機関との共同研究で、スケトウダラなどの白身魚たんぱく質が筋肉を増加させる効果がある可能性を確認したと発表した。
65歳以上の女性に通常の生活で3カ月間、スケトウダラのたんぱく質を継続して摂取してもらい、筋肉増加の可能性を確認。筋肉を増やすのはたんぱく質のうちで、ミオシン成分の可能性が高いことも発見した。日水では研究成果を、高齢者の食品開発などに生かす。
研究は立命館大と愛媛大のほか、東京大学や金沢学院大学などが参加。スケトウダラの魚肉ミンチが入ったレトルトスープを毎日、飲んだ65歳以上の19人のうち15人で除脂肪量が増加、日水の研究員が行ったラットの実験で得た結果から、人間への有効量として体重40キログラムの場合でスケトウダラたんぱく質を1日3・3グラム以上、食べることで筋肉量を増やす可能性を確認した。
(2017/10/3 05:00)