[ 金融・商況 ]

米銀ゴールドマン・サックス、ビットコインの取引支援を検討

(2017/10/4 05:00)

  • (ブルームバーグ)

米銀ゴールドマン・サックス・グループは、顧客によるビットコインや他の仮想通貨の取引を支援するビジネスの開始を検討している。計画を知る関係者の1人が明らかにした。

内部の検討事項であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ゴールドマンは仮想通貨の専門家と協議しているが、ビジネスプランやスケジュールはまだ策定されておらず、ビットコイン関連の投資も同行は行っていない。顧客の要求をどのように把握するかや、不安定な仮想通貨のリスクをどのように捉えるかといった問題の答えを探っているという。

ゴールドマンの広報担当ティファニー・ガルビン氏は「仮想通貨への顧客の関心に対応し、この分野でどのようにサービスを提供するのがベストか探っている」と発表文で説明した。仮想通貨を巡るゴールドマンの動きについては、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が2日先に報じていた。

米銀JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は先月、ビットコインは詐欺であり、行員が取引を行えば解雇すると発言したが、モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマンCEOは、単なる一時的な流行ではないと述べ、よりオープンな立場だ。

一方、関係者が先月明らかにしたところでは、ソフトバンクグループが買収で合意した米フォートレス・インベストメント・グループで、かつてファンドの運用を担当したゴールドマン出身のマイケル・ノボグラーツ氏は、仮想通貨や新規仮想通貨公開(ICO=イニシャル・コイン・オファリング)、関連企業に投資するヘッジファンド(運用資産額5億ドル=約564億円)をスタートさせる計画だ。

ゴールドマンは、仮想通貨の根幹となるブロックチェーン(分散型デジタル台帳)技術の金融機関への導入を支援する新興企業AXONIに投資している。(ブルームバーグ)

(2017/10/4 05:00)

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