[ 科学技術・大学 ]

「重力波」にノーベル賞−東大・梶田氏、宇宙の仕組み 解明に貢献したい

(2017/10/4 05:00)

  • 「非常に興奮している」と梶田氏

重力波の初検出で米の3人の研究者がノーベル物理学賞を受賞することを受け、2015年に同賞を受賞した東京大学宇宙線研究所の梶田隆章所長らが3日に東京・本郷の東大本郷キャンパスで会見した。梶田所長は「重力波で検出したのはまだ4例だけ。観測を通じ、宇宙の仕組みの解明に貢献したい」と述べた。

重力波の初検出には東大などの日本の研究者も貢献している。また、梶田所長は日本の重力波検出器「KAGRA」(かぐら)のプロジェクトの代表研究者に就いている。

梶田所長は受賞の報を聞き、「非常に興奮している」としつつ、「重力波の謎を解明していくとまた新たな謎が生まれる。その謎を解明して宇宙の理解につなげたい」と18年に稼働するかぐらへの期待を述べた。

一方、前カナダLIGO(ライゴ)研究チーム代表者として初検出に関わった東大のキップ・カノン准教授は、「かつてのメンバーが受賞したことでひときわうれしい」と笑顔を見せた。

(2017/10/4 05:00)

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