[ ロボット ]
(2017/10/11 05:00)
ヤマハ発動機は10日、同社初となる農業用電動式小型飛行ロボット(ドローン)「YMR―01」を開発したと発表した。国内初の2重反転ローターを採用、2018年後半に供給開始する予定。11日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕する「国際次世代農業EXPO」で試作機を初公開する。
6軸ローターの左右2軸を上下2重反転とする8枚ローター式を採用。適切な降下気流を生み出し、効果的な薬剤散布が可能になる。機体はカーボン製で軽量化。販売面ではオリジナルのフライトシミュレーターを活用した教習サービスなどで差別化を図る。
ヤマハ発はエンジン搭載の農業向け無人ヘリコプターでシェア首位だが電動式のドローンは初。扱いやすく低価格な製品を求めるニーズに応える。
また、業務提携を検討していた、やまびこと近く正式調印し、YMR―01を両社の販売網で展開する方針。ヤマハ発が機体を供給する一方、やまびこから粒剤散布装置の供給を受ける。(浜松)
(2017/10/11 05:00)