[ ロボット ]
(2017/10/13 05:00)
トピー工業は、全方向に移動可能なクローラー機構「オムニクローラー」を搭載した自動走行システムを開発した。前後方向のクローラーベルトに左右方向の回転機構を組み込み、狭い場所でも方向転換できる。農作物収穫や、物流倉庫での荷物搬送などの用途に訴求する。
同システムは走行ルートに置かれた固定ポールをレーザーセンサーで検出して、今走っている場所を把握しながら、あらかじめ設定されたルートを走る。衝突防止機能や、障害物を避ける自動ルート変更機能も付けた。
オムニクローラーは、東北大学大学院の多田隈建二郎准教授の研究成果をもとに、トピー工業が開発した。寸法は幅54センチ×長さ92センチ×高さ30センチメートルで、時速3キロメートルで走る。
(2017/10/13 05:00)