[ ロボット ]
(2017/10/18 05:00)
ソニーは17日、コミュニケーションロボット「Xperia Hello!(エクスペリア・ハロー)」を11月18日に発売すると発表した。カメラによる顔認識で家族などを最大10人まで識別できる。また音声やスマートフォンで操作すると、個人に合わせたニュースや予定を読み上げたり、メールや動画などを送信したりできる。価格は14万9880円(消費税抜き)。
発売するのは、ソニー傘下のソニーモバイルコミュニケーションズ(東京都品川区)。国内限定で販売する方針で、海外展開は未定だ。
周囲360度を認識でき、話しかけるとその人の方を向くようにした。顔を傾けたり瞬きしたりする機能を備え、会話内容に合わせて30種類の感情表現ができる。対話アプリケーション(応用ソフト)「LINE」やインターネット電話サービス「スカイプ」などに対応。外出先から家の様子を撮影することも可能だ。家電量販店や直営店で売り出す。
2018年からはBツーB(企業間)用途への展開も始める。まずはグループ会社を活用し受け付けサービスや、介護施設での遠隔コミュニケーションサービスに応用する。将来は外部への展開も視野に入れる。
同日会見した伊藤博史スマートプロダクト部門副部門長は「センシングなどソニーのロボット技術を駆使した。家族の一員として提案したい」とした。
(2017/10/18 05:00)