[ ICT ]

デジタルガレージ、仮想通貨発行の汎用フレームワーク開発 ブロックチェーン活用

(2017/10/19 05:00)

デジタルガレージはビットコインに使うブロックチェーン(分散型台帳)上で、独自の仮想通貨を発行できる決済システム向け汎用フレームワークを開発した。独自の地域通貨や仮想通貨、ポイントを発行する事業者に提供する予定。また、オープンプラットフォームのプロダクトの一つとして生かす方針だ。

開発したのはデジタルガレージとカカクコム、クレディセゾンの3社で運営する研究組織「DG Lab」。

開発したフレームワーク「DG Lab DVEP(デジタル・バリュー・エクスチェンジ・プラットフォーム)」は、カナダのブロックストリームが提供するオープンプラットフォーム技術「エレメンツ」を採用。送金額・決済額を暗号化し、外部から見えないようにする機能を備えた。

また複数の種類のコインを生成する技術において、それぞれのコインを特定し暗号化する機能を搭載するなど、安全性の高さが強みだ。

ビットコイン向けブロックチェーンはトランザクション履歴が全ユーザーに公開されるため、プライバシーの確保が利用時の課題となっていた。

第1弾の技術検証として、飛騨信用組合などが開発する電子地域通貨「さるぼぼコイン」向けにプラットフォームを提供した。すでに実験を終えており、実験結果を踏まえて今後の運用を視野に入れる。このほかデジタルガレージとクレディセゾンが開発する仮想通貨関連サービスへの応用も予定する。

(2017/10/19 05:00)

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