[ ICT ]
(2017/10/20 05:00)
【ロイターES・時事】米国と英国では、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の旧モデル「7」が、最近発売された新モデル「8」よりも売れている。米投資銀行キーバンク・キャピタル・マーケッツが携帯電話各社の店舗統計をまとめた調査で、こんな結果が示された。
これまでアイフォーンは新モデルが出ると飛ぶように売れていたが、調査結果は「8」が従来モデルほど販売の出足が好調ではないとのうわさを助長する内容となっている。
米携帯大手AT&Tは先週、17年7―9月期のポストペイド(料金後払い)携帯電話の機種変更の台数が前年同期に比べ約90万台少なかったと発表。「8」の需要の弱さが原因との見方がある。
キーバンクのアナリストは顧客向け文書で「多くの回答からは、機能の大幅な拡充が不十分だったことで相当数の顧客が『8』の代わりに『7』を買っていることが示された」と説明した。顧客は「8」を買う前に、10周年モデル「X(テン)」の購入や、「X」を他機種と比較するために待ちの姿勢を取っているという。
(2017/10/20 05:00)