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[ トピックス ]
(2017/10/20 05:00)
メーカーとユーザー、一緒に防ぐ意識を
ソニーが世界で初めて商品化してから26年。リチウムイオン電池の存在感は年々増している。パソコンや携帯電話、電気自動車(EV)向けなど用途は広がり、最近では民生部門にとどまらず、電力供給などインフラ分野への応用も見込まれている。用途拡大、高性能化という期待が大きい半面、相次ぐ発火事故といった「負の側面」も問題視されている。リチウムイオン電池は安全か―。事故の原因を分析しながら、その安全性を検証する。(福沢尚季)
原因特定難しく “劣化の予兆”注意
製品評価技術基盤機構(NITE)の酒井健一専門官は「容量が大きくなるとショートが起きて発火につながる事故は起きやすくなる。だが発火事故は電池の製造工程上の不具合で発生するため、大容量化が事故の原因ではない」と話す。
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(2017/10/20 05:00)
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