[ 機械 ]
(2017/10/20 05:00)
日本工作機械工業会(日工会)が19日発表した9月の工作機械受注実績(確報値)は、前年同月比45・0%増の1490億8800万円で過去最高だった。増加は10カ月連続。内需は同34・0%増の610億1400万円で27カ月ぶりに600億円を超え、外需は同53・6%増の880億7400万円で3カ月ぶりの850億円超だ。4―9月は前年同期33・2%増の8228億3500万円で、2014年10月―15年3月に記録した半期の過去最高を更新した。
中国のスマートフォン(スマホ)向けの大口受注は前月から縮小したが、国内外の幅広い産業分野で設備投資が活発だった。これまでの単月最高は15年3月の1474億円。
増加は内需が8カ月連続、外需が10カ月連続。内需は車が大幅増で、うち完成車は08年のリーマン・ショック後初めて80億円を上回った。金属製品向けの大口受注も寄与した。
外需はスマホの減少を中国の他の産業や欧州、米国が補った。ドイツはリーマン・ショック後初の60億円超え。9月の見本市効果、イタリアの一般機械向けがけん引した。
4―9月の内需は前年同期比20・7%増の3242億2300万円、外需は同42・7%増の4986億1200万円。同日の定例会見で日工会の石丸雍二専務理事は神戸製鋼所の一連の不正について「会員数社をヒアリングした。影響はみられない」と工作機械業界への波及は考えにくいとの見方を示した。
(2017/10/20 05:00)
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