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(2017/10/20 12:30)
1位は中国、2位スイス・3位韓国
【アブダビ(UAE)=長塚崇寛】「第44回技能五輪国際大会」が19日(日本時間20日)にアラブ首長国連邦(UAE)・アブダビで閉幕し、日本は「情報ネットワーク施工」の清水義晃選手(協和エクシオ)や「製造チームチャレンジ」の麻生知宏選手、上野祐平選手、最上拓選手(デンソー)など、3種目で金メダル3個を獲得した。金メダル獲得数は前回大会の3位(5個)を下回る9位に留まり、国・地域別の順位でも9位となった。金メダルの獲得数では初出場から4大会目の中国が15個で初の栄冠をつかみ、韓国の5連覇を阻止した。2位はスイスで11個。その次に韓国が8個と続く。
日本は「情報ネットワーク施工」「製造チームチャレンジ」「メカトロニクス」で金メダルを手にした。銀メダルは2個、銅メダルは4個で合計メダル数は9個だった。「情報ネットワーク施工」は7連覇、「製造チームチャレンジ」は2連覇をそれぞれ果たした。「メカトロニクス」は2011年の英国・ロンドン大会以来3大会ぶりに頂点を極めた。
金メダル獲得数ではブラジルが7個で4位、2019年の次回大会の開催国となるロシアが6個で5位に食い込んだ。
技能五輪国際大会は22歳以下(一部競技を除く)の若者が2年に1度、技能世界一を競う。アブダビ大会は59カ国・地域から史上最多の約1300人の選手が出場し、4日間の日程で51職種の競技を実施した。
次回の第45回技能五輪国際大会は、2019年にロシアのカザンで開かれる。閉会式では大会旗がロシアに引き継がれた。
(大会の詳細は23日付の日刊工業新聞および電子版でお伝えします)
(2017/10/20 12:30)