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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/10/20 12:30)
【シドニー時事】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は20日、オーストラリア南部アデレード郊外の工場で生産を終了し、同国での自動車生産から撤退した。トヨタ自動車も3日に現地生産を終了しており、豪州で乗用車を生産するメーカーはなくなった。
GMが閉鎖したのは、豪子会社「GMホールデン」の工場。豪ドル高などによる採算悪化を理由に、2013年末に閉鎖を発表していた。同子会社は販売会社として事業を継続し、「ホールデン」ブランドの車も残る。
豪州で19世紀に馬具製造会社として創業したホールデンは、20世紀に入り自動車の車体の供給を始め、1931年にGM傘下に入った。第2次大戦中には、豪州や米国の軍隊向けの車両などを生産していた。
(2017/10/20 12:30)