[ ICT ]
(2017/10/24 05:00)
日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI、東京都港区、コラーナ・マンディップ・シング社長、0120・527・196)は、生産設備などの異常検知システム「状態監視リファレンスシステム」の提供を始めた。機械学習を使って機器の温度や音、振動などの抽出データから不具合を検知できる(イメージ)。現状把握ができていない生産ラインなど向けに展開する。価格は計測器とセンサー、ソフトウエアの組み合わせで110万円程度から。
同システムでは、品質工学に基づく機械学習アルゴリズム「マハラノビス・タグチ(MT)システム」を採用。事前に測定した振動などの正常値からの乖離(かいり)の程度を基に、設備の故障を検知する。
MTシステムは製品検査などで活用されている手法で「工学的な裏付けがあり、仕組みがブラックボックスにならない」(マーケティング部)とする。データ計測の始め方が分からない製造業者などに、同システムを訴求していく計画だ。
(2017/10/24 05:00)