ロボとＡＩでインフラ点検 国交省、企業開発促進へ推進策

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  今後、トンネルや橋などインフラの点検作業には効率化が欠かせない（トンネルの改修工事＝イメージ）

国土交通省は、インフラの維持・管理で、ロボットと人工知能（ＡＩ）を組み合わせた点検手法の環境整備に取り組む。インフラ点検に使うロボットの要求性能をまとめるほか、大量のインフラ画像データを収集・公開する仕組みをつくり、産業界でのロボットやＡＩの開発に役立ててもらう。老朽化したインフラの増加と人手不足が深刻化する中、点検作業の効率化につなげる。

国交省はインフラ点検で使うロボットについて、損傷の認識などに関し、性能や精度などの要求項目を示す。作業員の目視確認と、同レベルで確認できるようなロボットの開発をメーカーに促す。要求項目の開示を踏まえ、２０１７年度中にテーマ設定して、技術開発案件を公募する。

インフラ画像データは、道路管理者や研究機関などから収集。国交省も新たに撮影して収集する。集めた画像データはＡＩを発展させるための「教師データ」とし、土木技術や...