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[ 環境・エネルギー ]
(2017/10/30 05:00)
関西電力の2017年4―9月期の販売電力量は、前年同期比45億キロワット時減の569億キロワット時となった。これは1989年同期比と同等で、過去最高だった10年から節電や電力小売り全面自由化による他電力への変更の影響で右肩下がりを続けている。
減少の歯止めについて、関電の岩根茂樹社長は「8月1日の値下げが十分浸透していない」と説明。一方で電気とガスのダブル割引による顧客獲得が好調で「電話やダイレクトメールを続け、他電力に切り替えた所も話を聞いてもらえる雰囲気はある」と述べた。
ただ1年間など長期契約者もいるため、効果はすぐ表れないとした。販促活動を続け「近い将来に販売電力量を右肩上がりに戻したい」とした。家庭向けガス顧客については、10月26日時点で27万5000件を獲得した。
一方、大飯原子力発電所(福井県おおい町)1、2号機の廃炉方針について岩根社長は「何も決まっていない」と言及した。
(2017/10/30 05:00)