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[ エレクトロニクス ]
(2017/11/2 05:00)
NECは第5世代移動通信システム(5G)向けに、集約基地局(CU)が複数のリモート局(DU)を制御する「C―RAN」構成の超多素子アンテナ基地局システムを開発した。
CUによってDU間で協調制御しながらビームを形成することで、DU同士の電波干渉による通信品質の低下を防ぎ、利用者ごとに快適な通信環境を実現する。
このシステムは周波数3ギガ―6ギガヘルツ(ギガは10億)の低SHF帯に対応。CUは1台で配下の複数のDUを同時に制御し、各DUの送受信データ処理やDU間の協調制御を行う仕組み。
DUはスマートフォンやタブレット端末などに対して指向性を持った信号(ビーム)を形成するアンテナ部と、受信した上り信号から最適な下りビームをリアルタイムに形成するデジタル信号処理部で構成する。
従来、CUが備えていた無線の制御などの機能をDUに移すことで、CU―DU間の伝送容量を従来の30分の1以下に低減できる。これにより、現実的なMFH伝送容量でC―RAN構成の超多素子アンテナ基地局システムを実現した。
(2017/11/2 05:00)
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