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(2017/11/7 05:00)
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■解説:フィルム型ペロブスカイト太陽電池、エネ変換効率18%達成−桐蔭横浜大(11/1)
ペロブスカイト太陽電池は日本で発明された次世代太陽電池。現在主流のシリコン系に比べ、製造方法が簡単な上、コストが安い、高温加熱や高真空の製造プロセスを必要としないといった特徴を持つ。光エネルギーの電気への変換効率が20%を超え、シリコン系に近づいてきていることから、実用化への期待が高まっている。しかも柔軟性があり、曲面でも使用可能。ガラス基板のものに比べれば変換効率は落ちるものの、フィルム化できれば用途が格段に広がる。
ペロブスカイト結晶は、一般的に有機物、金属、ハロゲン化物で構成。その結晶構造は超高圧の地球内部のマントルに存在し、酸化物高温超電導体もこの結晶構造を持つ。太陽電池の素材としては桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授らが2009年に見いだした。9月には米科学情報会社クラリベイト・アナリティクス(旧トムソン・ロイター)が学術論文の被引用数などをもとに、ノーベル賞の有力候補に選んでいる。
(2017/11/7 05:00)