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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/11/7 13:30)
テスラの第4位株主、独自技術でテスト開始
(ブルームバーグ)中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)は独自の自動運転システムを開発している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。米アルファベット傘下ウェイモや中国の百度(バイドゥ)など参入企業が相次ぐ自動運転分野にテクノロジー会社が新たに進出する。
情報が非公開だとして匿名を条件に話した関係者によると、テンセントはマッピングや人工知能(AI)技術を活用する方針。開発の取り組みがどの程度進んでいるかは不明だが、試作品はできており、社内で同システムの試験を始めたという。
テンセントが自動運転に進出すれば、中国の参入企業としては最も規模が大きい。同社は3月に電気自動車(EV)メーカーの米テスラの株式を約5%取得したほか、配車アプリの滴滴出行にも出資していたが、ゲームやソーシャルメディアを手掛ける同社が独自の自動運転技術の開発に乗り出すと予測する向きは少なかった。
テンセントの広報担当者、ジェーン・イップ氏はコメントを控えた。
7日の香港株式市場でテンセント株は一時3%上昇。2004年の上場来高値を更新した。ブルームバーグの集計データによると、テンセントは現在テスラの第4位株主。両社がより具体的なプロジェクトでどのように協力していくのかはまだ不明。
(2017/11/7 13:30)