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[ エレクトロニクス ]
(2017/11/14 05:00)
OKIは、高度道路交通システム(ITS)関連ビジネス拡大に向け、本庄工場(埼玉県本庄市)にITSテストコースを開設した。全長約300メートルのコースに高速道路と同様にF型柱などを配置。柱にセンサーや各種通信機器を搭載し、走行する自動車と通信する環境を整えた。顧客との共同試験なども行っていく。同社は次世代交通事業で2017―19年度の売上高250億円を目指す。
テストコースでは、料金自動収受システム(ETC)関連技術や交通環境のセンシング技術などを評価する。「社会インフラとIoT(モノのインターネット)を組み合わせた技術に注力する」(坪井正志常務執行役員)と語った。
ETCの無線通信技術を使い、逆走車の検知や、自動車と歩行者の位置を検出する技術を初公開した。道路側に設置したDSRCアンテナがETC車載器と通信し、車載器から電波を発生させる。別の道路側の機器で、この電波の到来方向を推定し、車の走行方向や位置を検出する。
(2017/11/14 05:00)