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[ 科学技術・大学 ]
(2017/11/15 08:30)
国際地質科学連合の専門部会が、千葉県市原市の地層を77万年前の地質時代の「国際標準模式地」候補に選んだことを受け、提案した茨城大や国立極地研究所などの研究グループが14日、記者会見した。同大の岡田誠教授は「本当にほっとしている」と話す一方、3段階の審査がまだ残っているとして、「この先の審査でだめになった例もある。気を引き締めていきたい」と述べた。
正式に選ばれれば、77万年前~12万6000年前の地質時代が「チバニアン」と命名される。
専門部会では日本の提案が15票中11票を獲得した。岡田教授は、幅広い調査データを提案書に盛り込んだことが評価されたと推測し、「決選投票になると思っていたが、びっくりした」と語った。
調査データには正式に公表されていないものもあり、未公表のままだと審査でマイナスポイントになるため、研究グループは正式な学術論文とする作業を急ぐ。(時事)
(2017/11/15 08:30)