ＪＦＥエンジなど スリランカで鋼橋建設 受注額２００億円

ＪＦＥエンジニアリング（東京都千代田区）、三井造船、戸田建設の共同企業体（ＪＶ）は、スリランカで鋼橋の建設工事を受注する。総受注額は２００億円規模とみられる。首都コロンボ市内の高速道路向け高架橋で鋼重は約２万トン。スリランカ都市部は急速に開発が進み、慢性的な交通渋滞が深刻化。新規架橋による渋滞緩和が急務となっている。２０２０年１２月に完工する計画だ。

同プロジェクトは国際協力機構（ＪＩＣＡ）による円借款案件で、日本の技術活用を前提とする本邦技術活用条件（ＳＴＥＰ）が適用される。橋長１４５０メートルで、コロンボ市内からスリランカ北・東部へアクセスする高速道路の高架橋となる。

ＪＦＥエンジと三井造船が上部構造（本体）、戸田建設が下部構造（土台）の建設を手がける。橋梁を構成する鋼構造物の製作には、ＪＦＥエンジのミャンマー合弁工場や三井造船のベトナム合弁工場を活用することも検討する。

今回の...