[ ロボット ]
(2017/11/16 05:00)
ラピュタロボティクス(東京都中央区)は15日、クラウド型の産業用飛行ロボット(ドローン)サービスを開発したと発表した。ユーザー企業がすぐに利用できるパッケージとして提供する。インターネットで遠隔から監視・運営、データ活用が可能で、従量制の料金体系により運営コストを抑えられる。実証実験を進め、2018年内に提供を始める。年間100台の利用を目指す。
ラピュタが提供するサービスは、完全自律飛行のドローンシステム「ラピュタCドローン」。ドローンを内蔵する充電基地を設置すれば、完全自律飛行でドローンの撮影や点検などの業務が行える。同社が開発したクラウド型ロボティクスプラットフォーム(基盤)を利用して、撮影画像の加工・分析やドローンの運営、監視もできる。
モーハナラージャ・ガジャン最高経営責任者は「センサーやロボット、別のソフトウエアなどとの連携も容易」と利点を説く。
想定するユーザーは大規模な工場やプラントなどを持つ企業。規模により異なるが毎月60万―70万円で利用できるようにする。サービスの販売は保険や飛行の申請なども含めソフトバンクコマース&サービス(東京都港区)が引き受ける。ラピュタは日本ユニシスやセコムなどとパートナーシップを結び実証実験や用途拡大を進めていく。ラピュタは14年に設立したスイスのチューリヒ大学発のベンチャー企業。ドローンなど多様なロボット技術のネットワーク化を目指す。
(2017/11/16 05:00)
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