[ 機械 ]
(2017/11/23 05:00)
日本精工は22日、プラグインハイブリッド車(PHV)の変速機構の接触音などを抑制する軸受「静音スラストニードル軸受=写真」を開発したと発表した。軸受のころの真円度を向上させたほか、レースを凸形状にして接触面を縮小することで転がり音などの低減を図った。従来品と比べ、音圧値を約10%減少できるという。2021年に15億円の売り上げを目指す。
ころの真円の崩れを従来品に比べ最大で5分の1程度にすることで、レースとの接触を抑制した。また、軸受の保持器には樹脂を採用。従来の鉄製の保持器に比べ接触音を抑えられるほか、軸受の軽量化にも寄与する。
自動車の電動化により、これまでエンジン音で目立たなかった接触音などの抑制ニーズが高まってきている。今回開発した軸受は、「自動車の各パーツに搭載されているモーターに使うなど用途は広い」(宮崎裕也執行役常務)という。
(2017/11/23 05:00)
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