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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/12/4 05:00)
アルパインは販売子会社が企画・販売するカスタマイズ車の取り扱い車種を広げる。新たにトヨタ自動車のスポーツ多目的車(SUV)「C―HR」とマツダのSUV「CX―5」の2車種をラインアップに追加し7車種に拡充する。顧客から人気の高いSUVの取り扱いを充実させ事業を拡大する。顧客と直接やりとりして得たニーズを主力のカーナビをはじめとする車載機器の開発に生かす。
アルパイン販売子会社のアルパインマーケティング(東京都大田区)がカスタマイズ車事業を担う。同社が各車種のイメージに合わせてシートやタイヤホイールなど内外装部品を独自開発してそろえており、顧客の要求に応じてカスタマイズ車に仕上げて提供する。
これまでトヨタのミニバン「アルファード」やホンダのSUV「ヴェゼル」など5車種のカスタマイズ車を提供してきた。国内外でSUVに人気が集まっていることを受け「C―HR」と「CX―5」の追加を決めた。今後もSUVを中心に人気車種の取り扱いを順次増やす。福岡県内に新設した専門店やウェブサイトを通じて販売する。
アルパインは4月にカスタマイズ車事業に参入し、これまでに数十台を販売した。同社は国内市販向けカーナビについて各車のブランドイメージに合わせたデザインや機能を採用した車種専用商品を提供し、販売を伸ばしてきた。カスタマイズ車事業を通じ顧客が車に求める声を直に聞く機会を増やし、商品力の向上を狙う。既存商品のほか自動運転や電動車に最適な次世代機器の開発にも生かしていく。
(2017/12/4 05:00)
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